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Nobody Wins......

キッチンに立ちながら、今日はBGMに "ピーター・バラカンのウィークエンドサンシャイン"(NHK らじる★らじるの聴き逃し)。「献立ノート」には、曲名・ピーターの話・リスナーのメール、心にひびいたことが書き込まれていた。


6月20日(土)の選曲は↓ 番組は長く、後半は後で聴く予定。





6月19日はアメリカ「奴隷解放の日」、「南北戦争」(Civil War)でテキサス州が陥落した1865年6月19日が奴隷制が終わった日だ。

家事を終えて本棚から取り出したのは、Norman Rockwelの本2冊と「ハーレムの熱い日々」(吉田ルイ子)、いずれも20代に買った本、手離せない本。



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"American Holidays" を開くと、Chapter1 Our National Holidays(アメリカの祝日)の最初に出てくるのが Martin Luther King's Birthday.




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タイトル Golden Rule (1961)の絵の中に書かれた英語のことわざ。。。
Do unto others as you would have them do unto you.
自分がしてもらいたいように人にしてやりなさい。。。聖書の「汝が欲するところを人に施せ」だ。人に対して「こうであって欲しい」と思ったら、自分が相手に対しても、そうでなければいけない、本当にそうだな。


ページを括ると、 The Problem We All Live With(1964)




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Wikipediaより。。。

彼の絵は1916年から1963年にかけて『サタデー・イーブニング・ポスト』紙の表紙を飾ったが、とりわけ1940年代から1950年代のものが人気がある。彼の絵は商業主義的で一部の近代美術批評家からはまじめな画家とは扱われず、イラストレーターと呼ばれることもあるが、アメリカ合衆国の市民生活の哀歓を巧みに描き、アメリカ人の心を捉えているため、最もアメリカ的な画家のひとりともいえる。

ユーモラスな作品が多い一方、後期の代表作「The Problem We All Live With ([1])」 では、人種差別的な悪戯書きがなされトマトが投げつけられた壁の前を、連邦保安官に守られながら通学する幼い黒人少女の姿(公民権運動の一環として、白人の学校に通おうとする場面)を描いており、社会性の強い、激しい一面も見せた



この絵はオバマ大統領のホワイトハウスの執務室に掲げられていた絵、今の大統領の執務室には、一体どんな絵が掲げられているのだろう!


そして。。。

Southern Justice(1965)



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記事のタイトルは今日聴いた曲の一つ、Shemekia Copeland (ジェミーカ・コープランド)の "Uncivil War" の中に出てきた Nobody wins uncivil war... ピーターバラカンは「ののしりあいでは誰も勝てない。。。」と。

南北戦争 "Civil War" の "Civil" は「市民の」の意味だが、civil には「礼儀正しい」の意味もある。"uncivil" はその反意語で 「無礼な」、人の行いとしては恥ずべきなだ。市民(国民)からはかけ離れてしまった、あちらの国やこちらの国、誰かのことが思い浮かぶ。

"Uncivil War”が5日前にYou Tube にアップされていた。↓ 




by Hana3131H | 2020-06-21 20:29 | Trackback

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