秋の気配雲

朝起きて、窓を開けて深呼吸。
よぉ~し! 目覚めはじめたぞ。

窓から空を見上げると、鱗雲?
何の鱗?「鯖」にも「鰯」にも見えないな。
秋の訪れを感じさせる未完成「うろこ雲」、
と呼んで良いのか自信がないので「秋の気配雲」にしよう。
それでも、日中は雲ひとつない青空がずっと続いている。
気温は30℃。。。。身体が慣れて来たのか凌ぎやすい。




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娘や孫たちと過ごした「ハレ」の日々が去り、
お盆の支度はそれなりにやっている。
疲れては休んで、ストレッチ。


花はhanamomoさんの記事を読んで、今年は庭の花で済ませることにした

花は先祖が帰ってくる「目印」なんですね。

一旦床の間に飾ってみた。
「姫檜扇水仙」の花はあちこち伸びやかに咲いている。
後で仏壇に置くときは、御先祖様が迷わないように、
もっと賑やかにしたい。








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昼は「ゴーヤチャンプルー」を作る。
昨日の夕食の予定だったが、十和田湖の親戚から「ヒメマス」が届き、
刺身、塩焼きで美味しくいただき、チャンプルーは延期になっていた。
肉はこの頃は「簡単塩豚」(豚バラ肉に塩と酒を振り、ラップでくるむ)
これから何回食べるんだろう、ゴーヤチャンプルー、そしてゴーヤ炒飯。
秋になっても、ひょっとしたら冬も食べているかもしれないな。
夏の暑さを思いながら。






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オリンピックは熱く燃え、様々なドラマがそこにある。

体操個人金メダルの内村航平選手の最後の鉄棒での逆転に心が熱くなる。

今朝、彼の美しい肉体を捉えた数枚の新聞写真を見て、
それらを撮ったスポーツプロカメラマンの感動も伝わってくる。

ふと、目にとまったのは「オレグ・ベルニャエフ」の記事

。。。。憧れの内村に肉薄 「次は勝つ」。。。。

。。。。内村は憧れの存在だった。2013年に初めて同じ大会に出た時、
面食らった。「天才なのに努力する。技術もあってエレガント」。あまりに
レベルが高すぎて愕然とした。。。。。。。。。。。。
。。。。。。ウクライナは内戦に苦しみ、生まれ故郷のドネスクは数年前から
戦火に包まれた。。。。。。「日本やアメリカの選手のような練習環境はない。
ベストを尽くすだけ」。年間20~30試合に出場し、試合を練習代わりにして
力をつけた。。。。賞金を稼いだ。

。。。記者会見で内村にこんな質問が向けられた。

「審判があなたにシンパシー(親しみ)を感じているから、こんな(高い)点数が
出たのでは?」

自分への質問ではないのに、わざわざこう言い返した。
「いったん得点が出れば、それは公平な結果。その質問は無駄だと思う」

。。。。「ここまで彼(内村)に肉薄した選手は過去にいない」と誇った。
「ものすごく内村を尊敬しているけれど、次は僕が勝つ」

              (朝日新聞)

記者会見でのことはすでに話題になっていたようだが、記事を読んで興味深く
思ったのは、シンパシーを「親しみ」と訳していること。

シンパシー " sympathy" の語源は sym(一緒に、共に)+pathy(感情)
だから日本語の訳では、一般的に「共感/同情/お悔み」の意味がついている。
気になってネットニュースの訳を見てみたら、「同情」で訳していた。
う~ん。。。。違うよね。これまでの内村選手の実績、努力などを見てきた
ことで、共感・共鳴してきたからではないかが近いのでは。それを「親しみ」と
訳したのは妥当だと思う。

言葉は難しい。ましてや通訳・翻訳を通して違うニュアンスのことが伝えられる
難しさ、怖さがある。


あっ!もちろん私は4年後も内村選手に勝ってもらいたい。


脳トレもかねて、英文で読んでみた。
所々、訳してみたが、赤い部分は内村選手の言葉、青い部分はベルニャエフ。

The drama lifted again in the press conference, as one reporter stood to ask Uchimura
if the judges had made their marks simply out of personal favoritism.(個人的な好意から)
 

The Japanese star listened to the translation through his headphones, tilted his head(首をかしげる)
and asked the man to repeat his question. The other reporters laughed nervously.

“Your performance in the last event was very impressive(感動的),” the reporter said.
“But you won by one tenth of a point. Don’t you have any doubt that
this difference is too much? Don’t you feel you have sympathy from referees?”

It was an accusation (言いがかり)draped in a question: Did the judges choose you
because of your reputation(名声/有名)?

“Have I been shown favor(好意)?” Uchimura replied, again through a translator.
“Absolutely no. It would never happen.”

“There’s no such thing as judges liking a certain athlete or not,” he went on.
“We just do our best as we are trying to achieve. We’re all human beings,
we all have feelings. But they are professionals; there’s no room for personal feelings
to come into that judgment.”
。。。「私たちは皆人間、人間には感情があるが、彼らはプロの審判、個人的な感情をさしはさむ
余地など持たない」。。。

Now it was up to Verniaiev to respond. He could have raised hell(不満を示す).
He could have made the case that he was robbed of the gold, and
it could have been a credible case.

He didn’t go there.

“We all have feelings,” he said, “but we know the scores are fair. All the questions are superfluous here.”
。。。「私たちは誰しも感情を持っている。だが、点数は公平、質問は無駄だと思う」


It was a classy gesture by a defeated man, and it seemed a sincere one.
He steered further away from the controversy and then added a layer of praise.

“Kohei in gymnastics is like Phelps in swimming,” he said. “We have our own Phelps.”

At that, the Japanese media applauded.

。。。「体操の内村選手は水泳のフェルペスなんだ。私たちにはフェルペスのような存在がいるのだ」。。。
その時、日本のメディアは拍手喝采した。

It was a bit of a strange scene: the pressing question, the applause
and there was even a Ukrainian reporter who stood up to say Verniaiev was “our champion.”

不思議な光景だった。記者の質問、拍手、そして立ち上がって、ベルニャエフを
「われらがチャンピオン」と言う一人のウクライナの記者さえいた。


In the end, though, few will remember what came after the athletes left the podium(表彰台を去る).
Uchimura’s history is what everyone will remember.

“When it comes to the quantity of medals,” Verniaiev said, “he is a legend, he was already a legend.”

That much is beyond argument.

。。。表彰台を去った後に起きたことを思い出す人はほとんだいないだろう。内村選手の歴史は誰もが覚えているだろう。
「メダルの数で言えば、彼は伝説の人なのだ。そのことに異議を唱えることはない。。。。」



日本選手の活躍はもちろん嬉しいし、メダルの数も多い方が良いだろう。
が、「難民選手団」の存在、選手らの思いにふと心が及ぶ。



Commented by Lynn6 at 2016-08-12 23:38
大変に失礼なレポーターの質問ですね。それに対する選手たちの清々しさにホッとします。一つ間違えば、興味本位に大きく書き立てられそうな 国同士のことにまで煽られそうにも思います。いったい どこの国のレポーターなんでしょうか。私はそこを追求したく思いました。
翻訳は難しいですね。全く違う意味が付加されてしまいます。原文で読んで脳トレをされるhanaさんは、素晴らしいです。私もつられて少し脳トレができました。ありがとうございます。
Commented by Hana3131H at 2016-08-13 22:48
>Lynnさんへ

このことはネットニュースの見出しで見かけたのですが、読まなかった。ネットニュースは興味本位の記事も多いので、実はあまりクリックしないようにしています。今回新聞記事がきっかけで英文記事を読んでみ
て、"a bit of strange scene" に Lynnさん同様、清々しさを感じました。
それにしてもどこの国にも困ったレポーターはいるんですね。

久しぶりの脳トレです(笑)辞書を引く楽しさも良いものですね。言葉は「道具」だから、自分の関心のあることに使えるようになればと思います。ネットの便利さは怖い面もありますが、今回のように興味を持ったことを英文で読むチャンスが見つかる楽しさもありますね。
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by Hana3131H | 2016-08-12 22:39 | 自然 | Comments(2)